ためらいがはじける瞬間
ためらいが 左の胸の隅で
はじける瞬間 ときめくハートを メッセージ
朝の陽射しがはずむ 歩道曲がれば今日も
ほら まばゆいシルエット 飛び込むから
指先にまで 響くほど
熱い鼓動のリズムが 時を止めてた
すれ違うたび 悔しいね
振り返ってくれないの あなた 意地悪
好きですと 打ち明けようとさっき
しまい込んだ はずなのに
ためらいが 抜け出してきたポシェット
ふくらみ始めて はかないチャンスを 笑ってた
髪をなでてく香り ブランコをくぐる午後
また 独りで優しさを 期待してる
秋の色合い 浴びた空
ついにため息の雲が 通り過ぎてく
待ちわびるたび 切ないね
気づいてほしいのなんて わたし わがまま
好きですと 打ち明けるからきっと
少し勇気 授けてよ
ためらいが 左の胸の隅で
はじける瞬間 ときめくハートを メッセージ
ためらいが 季節の中でふいに
無邪気なくらいに わたしを包んで 風になる
<参考>イメージした曲は「映画色の雨」(南野陽子)