「まいちゃん、あそぼう」
といったそのときです。とつぜん、いえのにわのほうからこえがしました。
「おじょうちゃん。どうして、このねこのなまえをしってるの?」
ゆうこちゃんがかおをあげると、そのいえのおばさんがちかくにたっていました。ゆうこちゃんは、しょうじきにいいました。
「わたしはまいちゃんとおはなしができるから」
すると、おばさんは、やさしいこえで
「そう。あなたが、まいのおともだちね。あなたのことは、まいからきいてるわ。いつもあそんでくれて、ほんとうにありがとう、ゆうこちゃん」
といいました。そして、きれいないろのつつみを、ゆうこちゃんにくれました。そのつつみのなかには、チョコレートや、キャンディーや、ビスケットなどのおかしが、たくさんはいっていました。
(完)
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