3度目の片想いこそ
おはようの声飛び交う ざわめく朝の教室で
クラスメイトに あやふやな笑み 浮かべながら
まなざしだけであなたを ずいぶん探していたのに
今朝に限って チャイムと同時 駆けて来た人
3度目の片想いこそ 心に秘めたまま
あきらめて しまうよな 浅い恋じゃないの
当たって砕け散る方が 悔いは小さいはず
ときめく気持ちを もうすぐ 伝える
臆病だった私の 冴えない模様のハートも
あなたに会って 明るいピンク 染まったよう
初めて書いたラブレター 手渡すチャンスを待つうち
お昼も過ぎて あせる鼓動が 響くばかりよ
3度目の片想いこそ 心に秘めたまま
あきらめて しまうよな 浅い恋じゃないの
今日という日を逃したら 明日も明後日も
言えなくなりそう 覚悟を 決めるわ
待ち伏せしてた 夕陽の廊下 そっと差し出す
3度目の片想いこそ 心に秘めたまま
あきらめて しまうよな 浅い恋じゃないの
照れた表情であなたは うなずいてくれたね
少しでいいから 優しい 言葉も ほしいな
<参考>イメージした曲は「シンデレラ城への長い道のり」(南野陽子)