妻がそう言って笑い出したので、正志も一緒になって笑った。
「そりゃあそうだ」
正志はそうつぶやいた。そして彼は、秋の陽射しを浴びた空気を大きく吸い込むと、とても気持ちよさそうに大空を見上げた。そこには、雲一つない美しい空が果てしなく広がっていた。
(完)
<注意事項>
この物語はフィクションです。
登場する人物や団体は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
なお、この物語を書き上げたのは1994年の秋です。
時代背景は1980年代を想定しています。
著作権は作者(サイト管理者)にあります。
引用する場合は、引用の旨を記載して行って下さい。
リンクする場合は、どうぞご自由に行って下さい。